専門医開発のソルブ“サプリメントショップ”

岡部クリニック岡部正院長監修の記事がTarzanに掲載されました

   2017/04/04

2月23日発売のTarzan「内臓脂肪サクッと3週間、皮下脂肪じっくり3カ月」マガジンハウス の中で58ページから60ページまでの3ページを岡部先生が監修しています。1冊のほぼ半分をさいて特集しているのは、内臓脂肪、皮下脂肪のこと。内臓脂肪と皮下脂肪の違いの詳しい説明から、図式も使ってわかりやすい解説で読みごたえがあります。
詳しい内容は実際のTarzanを読んでいただくしかないのですが、ここでは岡部先生監修の記事を中心に簡単に内容を抜粋しながら紹介いたします。

内臓脂肪と皮下脂肪の違い

内臓脂肪型肥満とアディポネクチンの関係

肥満には2種類あり、内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)と皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)と呼ばれてるそうだ。
リンゴ型は、腹全体がリンゴのように丸く迫り出すのが特徴。町でよく見かける、あるいは身近にも、このような体形の人が一人や二人はいますね。
この原因は、内臓のまわりにつく脂肪。消化器で栄養を吸収するときに、余ったエネルギーが消化管のまわりなどに蓄積されてしまうのである。
これが内臓脂肪。このタイプは男性がなりやすいらしい。確かに、男性が思い浮かびますね。
この脂肪は、門脈と呼ばれる場所のすぐ近くにある。門脈は、消化管を流れた血管が集まって、肝臓へと注ぐ部分。つまり、栄養分を肝臓へ運ぶ重要な役割を果たしているのだ。そして、この流通経路があるため、内臓脂肪は簡単に増えることができるし、分解してすばやくエネルギーとして使うことができるのである、と書かれています。そのためにすぐに溜まって、すぐに使えるので普通預金に例えられるそうだ。すぐに溜まっては理解できますが、すぐに使えるというのは本当だろうか?
内臓脂肪はサクッと3週間で落とす!というタイトルはここから来ているそうです。
内臓脂肪は、中性脂肪の収納庫としての働きの他に、ホルモンのような働きをする生理活性物質”アディポカイトサイン”を分泌する役割をも持つ。
アディポカイトサインには、善玉と悪玉があるが、この善玉がアディポネクチンということをご存知でしょうか?このアディポネクチン、善玉ホルモンは、内臓脂肪が通常の大きさの場合には多く分泌され、糖質の取り込みを促すインスリンの働きを助けたり、筋肉や肝臓で脂肪の燃焼を促したり、動脈硬化を改善したりと、健康を保つために働いてくれる。
ところが、中性脂肪がたっぷりと収納されて脂肪細胞がパンパンに膨れ上がると脂肪自体に炎症が起こってしまう。そして、これをきっかけに悪玉が多く分泌されりるようになります。悪玉が多く分泌されると、その結果、インスリンの効きが悪くなり、糖や脂質をうまく代謝できなくなったり、血圧が上昇するなど、健康に悪影響を与えてしまう。さらに、生活習慣病を引き起こして、糖尿病や脂質異常症など、命に関わる疾患の原因となる。
とこのように書かれています。アディポネクチンの分泌を促す、アディポネクチンを増やす、高める必要があることを解説してくれています。

皮下脂肪型肥満とは?

皮下脂肪型は腹全体ではなく、へそより下の部分が洋ナシのように、どっしりとしているのが特徴。下腹部や、尻、腰、太ももなどの皮下に、脂肪が蓄積されてしまう。これが皮下脂肪だ。体の表面に近い場所に脂肪がついているので、増えると腹部が柔らかくなる。
こちらは、内臓脂肪型とは違い、女性に多い。皮下脂肪は外部からの刺激を緩和する、緩衝材の役割を果たすとされています。衝撃だけでなく、低温にさらされても、体内の温度が下がらないように働いてくれる。女性には子宮があり、これを守るために皮下脂肪がつきやすいと考えられているそうだ。この脂肪の増加を促すのは女性ホルモンのエストラゲン。そして、皮下脂肪は定期預金に例えられるそうだ。門脈のような流通経路がないために、ゆっくりと増える代わりに、なかなか分解して使用することができないのだそうだ。だから、皮下脂肪はじっくり3か月で落とす!

異所性脂肪とアディポネクチン

異所性脂肪とは

年を重ね、基礎代謝の低下する世代は、非常に残念ながら少しづつ筋量を失っていく世代。素の時、体重が変わらなければ、体内では確実に脂肪が増えてるのだそうだ。
特に肥満には見えないし、腹が出ていなくても、脂肪は本来つくはずもない臓器にまとわりつく。これらを異所性脂肪というらしい。臓器だけでなく、細胞のまわりにもつくとのこと。皮下脂肪、内臓脂肪の次、第三の脂肪などと呼ばれている。いきなり重大疾患を喚起する可能性があるらしいので、ここで少し紹介します。
1.異所性脂肪とは、肝臓、脾臓、心臓に溜まる脂肪のこと
2.脂肪は脂肪細胞の中に溜まる
3.欧米人と比べて痩せている日本人は異所性脂肪がつきにくい
4.たった3日間でも高脂肪食を食べ続けると異所性脂肪は増加する
5.日本人は太る前から異所性脂肪を溜め込みやすいので、BMI値が25未満だからといって安心できない
6.食事療法と運動療法で十分に改善可能
ここで、異所性脂肪とアディポネクチンの関係を書いてある部分を紹介します。

異所性脂肪とアディポネクチン

肝臓と骨格筋に関して、異所性脂肪とアディポネクチンとの関係が説明されていました。
余剰エネルギーは内臓脂肪として蓄積するのにも限界があり、脂肪細胞が大型化されたあと、悪玉のアディポサイトカインを分泌し始めるそうです。悪玉のアディポサイトカインが分泌されると、マクロファージが集まり、炎症が進み、脂肪細胞が壊れてくる。壊れた脂肪細胞からは遊離脂肪酸が血中に流れ、すぐそばに位置する門脈に流れ込めば、たどり着く先は肝臓となる、これが繰り返されると脂肪肝になっていく。悪玉のアディポサイトカインが分泌されるということは善玉のアディポネクチンが分泌されないということになります。
また、骨格筋については、筋肉と皮下脂肪は全く異なる組織であるにも関わらず、全く同じことが起きていると。
アディポネクチンの濃度が脂肪内質の溜まりやすさに影響を及ぼす可能性もありそうです。

文字が小さくみずらいですが、アディポネクチン値と骨格筋脂肪内脂質の関係を実験したデータです。アディポネクチンは善玉のアディポサイトカイン。肝臓や筋肉で脂質代謝を助けるとされています。
高脂肪食を摂取する実験では、短時間で脂肪を蓄えた脂肪筋が現れるが、歩く量の多い人は、そうなりにくいことが確認されているそうです。

自分の目標値を知ったうえでコレステロールと向き合おう。

ここからが岡部クリニック院長岡部正先生監修のページの内容になります。
数年来、論争、混乱が多かったコレステロールの問題は何か?そろそろ整理をしておこう。取材・文/廣松正弘 取材協力/岡部 正(岡部クリニック院長、医学 博士) 参考「本気で治したい人のコレルテロール対策」(学研)、「コレステロール値が高いと言われたら読む本」(小学館)!

LESSON  1 コレステロール、基本の「き」。コレステロールはカラダに必要なもの

「コレステロールは毒などではなく、カラダに必要なものなのです。細胞膜の材料になるし、男性ホルモンや胆汁酸の材料にも欠かしません」と語るのは岡部正博士(岡部クリニック院長)だ。
にもかかわらず、検診の結果で悪玉コレステロールが多いやら、善玉が少ないやら。悪玉とされるのはLDL(低比重リポタンパク)で、善玉とされるのがHDL(高比重リポタンパク)だが、この耳慣れない名前、リポタンパクって何だ?
コレステロールを必要とする部位まで運ぶのがLDLで、余ったら回収するのがHDLの役目。
2つのリポタンパクの構造は同じなのに、溜まりすぎがよくないばかりに、配達係がつい攻撃される。
「過剰になったLDLが血管内膜に溜まって、何らかの原因で酸化されると、白血球の一種であるマクロファージの働きも加わり、血管内膜が膨れ上がって動脈硬化が進行します」
成人男性体内のコレステロールは普通は100150g。
コレステロールはカラダのさまざまな部位にあり、その割合は下記の通り。細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料として使われている。
脳 約30%
脂肪 約30%
筋肉 約30%
血液中、その他臓器 約10%

LESSON 2 自分の数値をどう見る?基準値に捉われすぎず、家族の病歴なども参考にする。

いままで悪玉のように見られがちだったコレステロール(LDL)だが、2013年アメリカ心臓病学会は、医学的根拠がないことから、コレステロールの摂取制限を撤廃した。
これを追う形で15年、日本でも「日本人の食事摂取基準」にコレステロールの算定を控える旨が記載された。これをはき違えたメディアの一部は、いくらでもコレステロールを摂ってもよいという短絡的な報道を行った。
基準値より低いのに生活習慣病を発症する人もいれば、高めの数値でも元気な人は実際にいるのだ。
「皆さん基準値に縛られすぎです。基準値より自分の目標値を持つべきだと思います。それを考えるうえで最も参考にすべきは遺伝です」
親や祖父母までさかのぼってみて、心筋梗塞や脳梗塞など心血管系疾患を持つ人がいたら、基準値の上限に“引っかかっている”ことに安心せず、もっと下げる努力が必要だ。
LDLコレステロール値の目標管理チャートの紹介。出典の記載がなかったのですが、おそらくTarzanではないかと思います。

LESSON 3 それでも下げたいコレステロール 数値が高めなら、まずは食事の改善と運動の習慣化を。

1. 摂取制限はなくなったけど。

コ レステロールは体にとって非常に大切なものだから、万が一にも切らさないよう70~80%は体内で合成される。だから、実をいうと食事の影響は決定的、で はない。が、摂取制限がなくなったからと、脂っこいものをドカ食いすれば、コレステロール(LDL)値も中性脂肪値も跳ね上がる人は確実にいる。「LDL 値に最も影響するのは食事です。中でも飽和脂肪酸の多い動物性たんぱく質の食べ過ぎは問題。焼き肉のカルビ、ハム、ソーセージなどの加工肉やハンバー ガー、フライドチキン、女性ならデニッシュをはじめとする洋菓子類は要注意です」

2. LDLの害から身を守る食事の仕方は?

LDL 値に最も影響するのが食事なら、何を食べれば改善できるか?「これを食べればLDL値が下がるという食材は、ほとんどない。タウリンがLDL値を下げたと いう報告もありますが、すべての研究者に認められたデータではありません」希望がないかと思いきや、大豆タンパクは数値を少し下げるという。小腸内に大豆 タンパクがあると、胆汁がそちらに多く結び付き、脂質の吸収が抑制されるからのようだ。「よくオメガ3系の脂肪酸を推奨する医師、研究者がいますが、 LDL値はほとんど下がりません。しかし、最大の問題はLDLの酸化であり、亜麻仁油などのオメガ3は酸化対策にはいい油脂です。他にも抗酸化力を期待で きるのはアスタキサンチンの豊富な鮭。レスヴェラトロールの豊富な赤ワインとか」長時間労働に関する議論が盛んだが、長時間のパソコン業務やスマホ漬けか らのストレスもLDLを増やす。また、喫煙は確実に数値を悪化させ、酸化を招く。生活習慣の改善も必要なのだ。

3. 運動前にメディカルチェックを。

こ の運動をしたら、見る見るコレステロールが下がります。そんな運動、あるわけない。だが、「一般論としては、肥満解消のために有酸素運動を習慣化する こと。筋トレをして基礎代謝を高いレベルに保つことはいいことです」、「しばらく運動から遠ざかっていた人は、運動を始める前に必ずメディカルチェックを 受けてください。特に危険なのは学生の頃の部活経験者です。自分ではできるだろうと思っていても、当時より体重が10㎏も重くなっていたら、動脈硬化だっ て進んでいるでしょう。急な運動で血圧が急上昇すれば、心血管系の事故につながる可能性も考えられます」医師のお墨付きをもらったら、いまの筋肉量を維持 する程度のマシントㇾから始めてみよう。
L1ページだけ実際のページ画像を載せておきます。全て見たい方は書店、ネットでお買い求めください。

Tarzan 2月23日発売号

LDL(悪玉コレステロール)の害から守る食品として、直接LDLを下げるものではありませんが、最大の問題であるLDLの酸化に対して抗酸化力を期待できるアスタキサンチンを豊富に含む、EPAサプリ『DSさらさら』は岡部正が開発監修した、厚生労働省推奨の1日当たり1,000㎎を超える1,041mgのEPAを入れているサプリです。こちらの情報も見てくださいね。

DSさらさら(EPAサプリ)

オメガ3系脂肪酸は酸化対策にいい油脂ですと書かれています。オメガ3系脂肪酸の一つ亜麻仁油や、LDLを下げるとされる大豆たんぱくが含まれる、岡部正が開発監修したアディポネクチンサプリ、『DSアディポ』の情報も見てくださいね。

DSアディポ(アディポネクチンサプリ)
アディポネクチン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket